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哀悼の気持ちを表す喪服には弔事の第一礼装として黒喪服、略式としての色喪服があります。
黒喪服は、通夜、告別式、回忌などに近親者が装うもので、近親者以外の弔問客は本来ならば色喪服がふさわしいといえます。
しかし、洋装化の傾向や、通夜の席も告別式よりも参列しやすい現代の世相を反映してのことか、ほとんどが黒喪服です。
正装の喪服もかつては留袖同様、重ね着に袋帯(二重太鼓)でしたが、不幸が重なるのを忌み嫌ってか、昭和の初め、重ねのエレメントは着物や帯からも廃除され、現在のスタイルになりました。
黒喪服は身内でも三回忌の法事を目安に、それ以降は色喪服というのが一般的のようです。
色喪服とは紋付の色無地、または江戸小紋(三役といわれる鮫、通し、行儀が望ましい)に一つ紋を付けたものに黒共名古屋帯を合わせた装いのことです。
小物類は黒喪服と同じ黒でまとめますが、ミスの場合、白の帯揚げ、帯締めは間違いではありません。
色合いは、かつて鈍色(にびいろ)が凶事に用いられていたことからも、くすんだ寒色系で、光沢の少ないものをお薦めします。
地紋は、あまり神経質に捉える必要はありませんが、一見、華やかでおめでたいと判る吉祥紋や大柄なものは避けます。
また、裾回しは三丈物(約12m)の場合、表地と同色か濃淡のものにします。
着付けやヘアースタイルはその場の空気を察して控えめにしつらえましょう。 |
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